「共生社会」の形成に向けて

2月27日(木)、5年生の子供たちが、総合的な学習の時間に「福祉ぱれっと館」にある「ゆり工房」の利用者の方々と体育館で交流会をしました。「福祉ぱれっと館」は、生活支援、就労支援、早期療育など、障がいのある方の自立支援の施設であり、「ゆり工房」は、就労支援の場と機会を提供し、利用者の方が地域で自立した生活が送ることができるようにすることを目指しています。子供たちは、幅広い年齢の利用者の方に喜んでいただけるよう、楽しい遊びを考え、グループ毎に利用者の方と楽しくふれあいました。交流会を通して子供たちは、自分自身や友達、家族のことと照らし合わせながら、次のように学習したことを振り返っています。

◆誰にでも得意なことや苦手なことがあること、みんな個性があるという気持ちを大切にすること、一人一人に個性があるから素晴らしいこと、苦手なことへの向き合い方を考えることが大切なこと/利用者の方も自分と同じような思いをしていること、ゆっくり話すと相手がわかりやすいこと、相手を笑顔にしたいと思う自分が笑顔になることが大切なこと、友達が失敗した時にも「大丈夫」という声かけが大事なこと/利用者の方に会ったら元気に挨拶をしたい、これからも学校での出来事や等を祖母に話したい、相手に優しく接することを心がけたい、障がいの有無にかかわらず困っている人がいたら助けたい

「共生社会」とは、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会です。たった一人ではできないことでも一人一人の多様な力を少しずつ出し合って成果につなぐ社会。利用者の方々と楽しくふれあう子供たちの姿から、学校教育が「共生社会」の形成に向けた重要な役割を果たしていることを感じます。

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